超回復か保坂氏理論か
土曜にインターバル走なる分不相応な事をしてしまった為に、ひどい筋肉痛になりました。
何十年と全力疾走などした事が無かったから、使っていなかった筋肉が悲鳴を上げたんですね。
翌日に予定していた疲労抜きのLSDは、余計に疲労が溜まりそうなので中止しました。;
はい、もちろん今日もトレーニングは中止です。月曜で気分も乗らないし…
トレーニングプランには、必ずリカバリーの期間を設けなければなりません。って何かに書いてあった。
私は、練習をサボっているのではありません。
「超回復」をしているのです。<( ̄- ̄)> エッヘン!
超回復とは、サイヤ人のように体力が回復すると、運動前よりパフォーマンスが向上するトレーニング理論の事 らしい….
つまり身体は疲労させることで強くなるのではなく、休んで回復することで強くなるのだ。
休む事がトレーニングになるなんて、何て素敵なトレーニングなのでしょう!
正に私向き。実践しない手はありません。
ところが、寝転がってランネットを見ていたら、一昨年の第30回ランナーズ賞受賞者であるひとりの方の記事が目に留まりました。
保坂好久さん(68歳)
なんでもこの方、59歳「2時間34分23秒」、60歳「2時間36分30秒」、61歳「2時間38分12秒」の年齢別世界記録を保持し、一昨年の静岡マラソンでは「3年振り」のサブスリーとなる、2時間58分6秒をマーク。一昨年の全日本マラソンランキングの最高齢サブスリーランナーというすごい方です。
保坂さんの事を掘り下げて調べていくと、まずトレーニングメニューに驚きます。
・朝練= JOG 2.5km → 1km×5本インターバル → JOG 2.5km
・夜練= JOG 12km → 1km×5本インターバル → 流し100m×5本 → JOG 2.5km
これを・・・なんと、毎日やるんですってぇ!?
絶対サイボーグだ…いぬやしき!?
私が何より一番驚愕したのは、超回復とは全く反対の保坂さんのトレーニング理論です。
彼曰く、「故障しないための一番の秘訣は練習メニューを変えないことだね。毎日規則正しく生活して、判で押したように同じ練習をすることで、体調の良し悪しが把握できる。(略)痛みが出たら、そこにわざとウェイトで負荷をかけてやるんだよ。35kgぐらいのバーベルでスクワットをするんだけど、そのとき痛みのある箇所に意識して負荷をかけるんだ。そうすると、痛みが別の場所に飛んで行ってくれる。痛みをマッサージでほぐそうとか、薬を使って消そうとは思わない。痛みに勝てなきゃ、マラソンは走れないからね」 「ランナーズ」2009年7月号より抜粋
恐ろしい・・
なんちゅうドMな行為なんだ・・
でも、これでちゃんと結果を出しているのですから、ひとつの認めるべき理論なのでしょう。
私は・・迷うことなく超回復を支持します。