TOKYO2020 OFFICIAL T

昨日、スポーツデポ に行ったら、

東京オリンピックパラリンピック公式グッズコーナーがありました。

 

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お・も・て・な・し から 早6年

もう来年なんですね。

 

その特設コーナーの横を通った時に、

Tシャツにプリントされている名前の知らないマスコットキャラ

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そして、 

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どうするアイフル状態に。

 

このキャラ・・なぜか私を惹きつける。

 

そのTシャツの値札を確認してみると、

う…思いのほか高い f:id:n-fumiyuki:20171216090855g:plain

まぁ売上の何%かは協賛金に回るのなら割高も当然か…

 

ふと違う棚をみると、親子ペアで着れる Tシャツまであるじゃありませんか!

娘との五輪キャラペアT…

いかん、想像したら欲しくなってきました。 

(  ̄~ ̄;)ウーン…

 

いや、ダメだ f:id:n-fumiyuki:20181227222940p:plain

今日はシューズを見に来たんだ。

あの撃沈した縁起の悪いシューズの代わりを探しにきたんだった。

ランニングシューズコーナー へ行かなきゃ。

 

でも、あのキャラの瞳が後ろ髪を引っ張ります。

私には彼が、” 日本の五輪を陰ながら応援できるのは、君の人生で最後だよ!” 

と言っているように見えて踵を返しました。

 

結局Tシャツは計3枚も手にしてしまいました。(・_・。)) 

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1枚は最初に目が合った綿100%の普段着用のT

参考:https://tokyo2020shop.jp/products/detail/1792

 

 

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他の2枚は娘とのペアT

参考:https://tokyo2020shop.jp/products/detail/2247

参考:https://tokyo2020shop.jp/products/detail/2230

 

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こちらはアシックス製で吸汗速乾性に優れたポリ素材だからランに良さそう。

よし、決めた。

静岡マラソンはこれで走ろう!

 

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いやー全く予定外の物を買ってしまいました

出費がかさむ静岡への遠征レースは給料日の前日・・

シューズは諦める事とします。

 

ランニング意欲

私は今年50歳になる

若い頃は自分が50になるとは思ってもみなかったな…

 

若者を羨ましく思うのは、

決して若くて力みなぎる肉体を持っているからだけじゃない。

 

彼らには、やり直す時間、”チャンレンジ” できる時間があるから羨ましいのだ。

 

この歳になると臆病者になって何かに挑戦する勇気が出ない。

 

それは、

残りの時間を考えての、いまさら感であったり

身の周りで守るものが大きくなってしまったり

 

私達アラフィフ世代が若者に対抗できるアドバンテージは、

 「我慢強さ」だ。

 

ラソンは「我慢」のスポーツといっていい。

 

50年近く生きていると、どれだけの「我慢」に耐えてきたか、今の若者には想像がつくまい。

ラソン完走人口の最も多い世代は 40代だ。次いで30代そして50代と、若者よりも中高年に活躍の場が与えられている事が、老若男女、体力だけでは計り知れないスポーツである事を証明している。

私は、60代で若き猛者達に引けを取らずに戦っているサブ3ランナーを、大迫選手や設楽選手よりも凄いと思ってしまう。

 

静岡マラソンまであと20日

 

先月のフルでは撃沈して身の程を知ったけれど、

今の私には、まだ何度でもチャレンジできる時間と場所があった事に気付く。

 

なんと有難いことだ。

 

そう思うと、また意欲が湧いてきた。

さっそく今日は仕事帰りにスポーツショップに寄ってシューズを見に行こう。

 

 

シュール過ぎる温泉

私の趣味のひとつと言っていいものに風呂屋めぐりがあります。

ランニングは正直、汗をかいた後のひとっ風呂が楽しみで走っているといっても過言ではありません。

 

正確には、ランニング風呂ビール  

というご褒美への流れの一括りが、私のささやかな贅沢な時間と言えます。

アルコール摂取の罪悪感をランニングで相殺している点がポイントです。

 

最近は走っていない為に、風呂屋へ行くのも遠ざかっていたのですが、

先週末は寒かったせいか温泉が急に恋しくなり、

未だ行った事のない場所を探しに車を走らせたのでした。

 

車で40分程で行き着いたその施設は、

私の想像を遥かに超えるノスタルジックな場所だったのです。

 

そこは『千と千尋の神隠し』に出てくるような、

下界とは遮断された、人を寄せ付けない異様な空気につつまれた場所でした。

 

その名も「ゴールデンランド木曽岬温泉

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場所は三重と愛知の県境に位置し、木曽川を挟んだ目と鼻の先には長島温泉があります。

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外観をみると何十年と時間が止まっている佇まいなので、

営業していないのかも…と思いましたが、

駐車場に客とおぼしき3台の車が停まっているのを確認できたので、

意を決して入ってみる事にしました。

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…とりあえず風呂に自信アリって事が看板の文言から伺えます。

 

 

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初めて訪れる人は、この扉を開けることに少し勇気が要ると思います。

 

 

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扉を開けると、すぐ左に券売機があるのですが、故障と記した紙が貼ってあります。

躊躇した私に、カウンターで座ってテレビを見ていた年配の女性が、一瞬鋭い眼光で私を見つめた後、「600円です」とボソッと告げました。

この受付の女性、室内なのにマフラーに耳当てまでしています。

そうです、この寒いのに中は暖房が効いていません。

空調設備の故障か節約の為かと思いましたが、そもそも空調機自体元々無いのかもしれません。

 

 

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料金を払って薄暗い中を進んて行くと、まず目の前に現れたのは、

体育館程の大きさはあろうかと思われるお座敷ホール。

うっすら埃を被った長机は100番台までありました。

 

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舞台には意外にも色褪せていない目新しいポスターが貼ってありました。

まだたまに歌謡ショーが行なわれているのでしょうか…

 

後に調べてみたところ、昨年の春頃まで木曽岬のアイドル Amamiさん他、

ローカルスターの方々のオンステージが日曜に開催されていたようです。

 

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木曽岬温泉の伝説のアイドル  Amamiさん

マイケル・ジャクソン、戦隊ダンス、歌謡曲・アニソンから演歌までこなすマルチなエンターティナー。まさに舞台に立つために生まれてきた女の子。

ところが彼女、昨年9月に自身のブログで「助けて・・」の一言を最後に消息を絶っています。

ブログはこちら  Amamiの不思議ちゃんblog♪

 

 

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唯一、陽の光が降り注ぐ場所にマッサージコーナーがありました。

 

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マッサージコーナーのシャンデリアは今にも落ちてきそうで、

ハラハラしながらレトロなマッサージ機を楽しめそうです。

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ベッド型のマッサージ機は横たわると痒くなりそうな気がしました。

 

 

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シックで全く目立たない自販機も年代物です。

ちゃんと現在のビールを売っているようですが、電源が入っていません。

 

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今ではめっきり見なくなった、瓶タイプの自販機もあります。

電源が入っているので恐らく現役です!

 

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所々、天井が腐って落ちていますが、そこはご愛嬌。

ここでは頭に物が落ちてきたとしても、それは自己責任となる気がします。

 

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湯上りに寛ぐためのサロンには、くまのプーさん?がガラスケースに飾ってあります。

独特な世界観を醸し出していますね。

 

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まっすぐ進んだ突き当りに男湯はあります。

 

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脱衣場の籠をみると、マニア が5人程入浴しているようです。

右にみえるロッカーは100円式ですが、お金は戻ってこないタイプです。

 

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昭和チックな体重計がたまりません。

何故か私は裸足では乗る気になれませんでした。

因みに洗面台にドライヤーはありません。

 

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高級旅館の如く、湯上りの為の冷水?がクーラーポットで用意されていました。

オーナーの粋な計らいが感じられます。

このコップに抵抗を覚えた私は、遠慮させて頂きました。

 

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この向こうが浴場です。

他のお客さんがみえるので、浴場内を撮影できないのが残念です。

 

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浴場に入って驚いたのは、二人の年配の方が床に仰向けで倒れていた事です。

どうやら、この温泉はかけ流しなので、湯船から溢れて床に流れてくるお湯を背中に感じながら寝ているのだとわかりました。

 

湯船の縁に座って新聞を読んでいる常連とおぼしき方が居ます。

湯気でムンムンの中、新聞紙が湿気でヨレヨレにならないように読むのは、さぞかし高度な技を要するに違いありません。

 

他に小学生低学年の子供を連れた親子が洗い場で体をこすっていました。

親子でここに来るとは、何て粋で通好みのお父さんなのでしょう。

 

洗い場を見て、私はひとつミスを犯した事に気付きます。

ここは…石鹸もシャンプーも置いていないところでした。

もしやと脱衣場に戻って石鹸の自販機を探しましたがありません。

液体石鹸位はあるのが当然と思っていた私のミスです。

仕方ない、湯に浸かるだけとします…

 

かけ湯をする前に湯船に手を入れてみると、かなり熱い。

体感的に46℃位でしょうか。

これほど高温な浴場は野沢温泉で入った公衆浴場以来です。

 

湯船に浸かりながら改めて周りを見渡してみると、かなり広い事がわかります。

玄関の看板にあった大浴場500名は大袈裟にしても、100名位 なら一度に入れそうです。

女湯との境であろう壁に、お城の天守閣とおぼしきモニュメントが存在感を見せていました。

背中に当たる浴槽タイルのヌメリ感がすごいのは…温泉の質が良いからだ。うん、きっとそうだ。

 

奥には砂利が引き詰めてある所に、木枕が並べてある場所があります。

これがジャリサウナか…長い間、誰も利用していない空気が漂っていたので利用は控えさせて頂きました。

 

他に砂利に水溜まりが出来ている様な場所もありました。

砂利を耕すトンボが置いてあるところをみると、ここがジャリ風呂であろうと想像できます。ここも衛生面を気にしない方なら楽しめると思います。

 

時間にして、僅か10分位でしょうか。

湯が熱い為、長居をする事もできず浴場を出ました。

 

そういえば、ここの従業員らしき人は受付にいた婦人以外見ていません。

一番混むであろう休日に、この広い施設をひとりのスタッフで営業してしまうバイタリティーこそが、息絶えずに続いている証なのかもしれません。

 

いやぁ、貴重な経験をさせて頂きました。

平成も終わろうとしている時代に、こんなシュールな温泉施設が残っていたとは。

今迄「ゴールデンランド木曽岬温泉」を知らずして、風呂好きを語っていた事に恥ずかしさを覚えました。

皆さんも、日常とはかけ離れた異空間を体験したかったら是非行ってみて下さい。

 

 

 

モチベーションの低下

地獄を味わった初フルから1週間が経ちました。

 

休日なのに走る気には全くなりません。

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筋肉の悲鳴は消えましたが、

走ることを考えると、あの死ぬほど辛かった時間が蘇ってきます。

 

身の程を知って、

すっかり目的意識が下がってしまったみたい。


打たれ弱かったんだなぁ。

 

正直、来月のフルの大会が面倒で気が重いです…



 

木曽三川マラソン③

スタート、そして…撃沈

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木曽三川ラソンのコースは長良川の河川敷で、1周10kmを4周する単純な周回コースです。

寒い中待ちたくなかったので、スタート付近へは10分前に移動しました。

放送席でDJが、今回約2000人からのエントリーがあったとアナウンスしています。

が、明らかに1000人も居ない感じ・・DNS多過ぎ f:id:n-fumiyuki:20181227222940p:plain

 

"足に自信のある方は前の方へどうぞ~" と並び方はアバウト。

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AM 9:10 定刻通りにスタートしました。

ロスタイムは僅か15秒程。

 

最初は渋滞するだろうから、徐々にアップを兼ねて体を温めていくつもりが、まさかの周囲のいきなりハイペースf:id:n-fumiyuki:20190520070003p:plain

先月のお伊勢さんマラソンとは、参加ランナーの実力が違うことに気付きます。

きっと悪天候でファンラン派の多くが出場を取り止めたのね…

 

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ただひたすら川上方向に進む5kmの往路は、強い向い風が体力を奪うだけでなく、冷たい雨が顔に叩きつけるので精神的ダメージを食らいます。

  

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川上側のUターンポイント

堤防道路を走っている車からは、こんな中走っている私達をどう見ているのでしょう…

  

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一方、川下に向かう復路は追い風となるのでまだマシですが、景色が単調なので5kmがとても長く感じます。

 

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やっと1周目が終わり、2周目へ あと3周…f:id:n-fumiyuki:20171101104638p:plain

 

体調に変化が現れたのは、未知の領域3周目に入ってからでした。

当然の事ながら足は痛くなっていましたが、それよりも気を失いそうになるくらいの睡魔が襲ってきたのです。

 

後にレース中の睡魔は、脳のエネルギー源でもあるグリコーゲンの減少に対する身体からの警告と分かりました。危険を察知した脳が強制的に身体を休ませようとする現象だそうです。

これがガス欠なんですね。

給食を携えなかった事を悔やみましたが後の祭りでした。

 

しばらくすると今度は太ももが痙攣を起こし始めました。

スピードはみるみる落ちてとうとう立ち止まってしまいました。

ストレッチを試みるも、屈伸ができません。

仕方なくトボトボ歩き出すと、すぐさま冷たい雨風が体温を奪っていきます。

鳥肌が立ちはじめ、激しい寒気が襲ってきました。

動いていないと凍死する・・訳ないのですが、その時は、雪山で遭難して眠ったら最後って感じのあるあるシーンが脳裏をかすめて、止まったらアウトだと思いました。

 

また走り始めると痙攣はふくらはぎまで達して、脚全体がブルブル状態でコントロールできなくなりました。

もう生まれたての小鹿状態だったに違いありません。

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ここから先の記憶は曖昧です。

半分寝ながら歩いたり立ち止まったり、ジョギングしたりを繰り返していたと思います。

 

ゴールが近づいた時は流石に目頭が熱くなりました。

悔しさよりも、ただ終われる事が何より嬉しかったです。

最後くらいは走ってフィニッシュゲートを越えたかったけど、力尽きて無理でした。

 

ゴール後に振舞われた熱々の豚汁は泣けるくらいの旨さです。

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結局お代わり3杯も頂いてしまいました。

 

完走証のタイムは、死に物狂いで得たサブ5。

あっ、そういやガーミン止めるの忘れてた…

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完走証を貰ってから駐車場までの移動は正に、

ロボット状態でした。

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車に戻っても暫くは動けません。

フルは想像以上に体力を消耗するのですね。

 

今回はフルを舐めてかかると、とんでもない事になると身に染みて勉強させて頂きました。

こんな経験はもうこりごりなので、次回の大会には心して挑みたいと思います。

 

あの寒い中、運営に尽力して頂きましたボランティアや関係者の方々、

本当にありがとうございました。m(_ _)m