静岡マラソン①

静岡マラソン走ってきました。

自分なりに奮闘したつもりですが、やはりサブ4には遠く及びませんでした。

でも目標だった "エイド以外は歩かない" と "給食全制覇" は成し遂げたので達成感はあります。

これで私も「フルを完走しました」と公言できる事が何よりも嬉しい。

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それでは今回の旅ランをレポートします。

前日~スタート編

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レース前日の朝、近鉄で名古屋まで出て、そこからは新幹線で静岡へ。

まだこの時は遠足気分 ♪

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静岡駅に着くとリュックにジャージ姿の仲間と思われる方がちらほら。

大会の看板をみて胸の高鳴りを覚えました。

ちょうど着いたのがお昼時だったので、まずは名物のとろろを食します。

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ここが静岡というだけで、最初に出てきたお茶がとても美味しく感じられます。

とろろはお茶漬けのようにさらさら入っていくので、御櫃の麦飯はあっという間に空になりました。大変おいしゅうございました。

腹ごしらえが終わり、明日のスタート場所付近の確認と参加賞を頂きにフェスタ会場に行くことに。その前にリュックを預けようと駅構内のコインロッカーを探すも、どこも埋まっていたので駅前松坂屋のコインロッカーを利用しました。(こちらの方が安くておススメです)

スタート整列場所の駿府城公園には、ランナー…というよりかは、スマホをいじりながら立ち止まっている人だらけ。後にここはポケモンGOの人気スポットなんだと知りました。

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市役所で参加賞の靴下を頂き、フェスタ会場をさらっと見た後は特にする事が無くなったので宿泊場所へ移ることに。

昨年10月の大会エントリーが完了してから直ぐにホテルを探したのですが、時既に静岡駅付近のホテルはどこも一杯で、電車で20分程の藤枝駅のホテルしか空いていませんでした。さすがは大規模マラソンです。ひょっとして先着順エントリーの大会は皆さんエントリー前からホテルを押さえているのかも…

寝るだけだと思い、値段だけで選んだホテルは見た目の予想とは裏腹にコスパが良かったです。

アメニティが大変充実していてツインで素泊り一人6500円でした。朝食が評判が良いと口コミであっただけに時間帯のせいで食べられなかった事が残念です。

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チェックインを済ませた後、スマホの万歩計が15000を超えている事にびっくりしてスーパー銭湯へ向かいました。私はビジネスホテルのユニットバスが苦手です。

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水風呂に5分間浸かり、筋肉を冷やしつつ血液の流れを鈍らせた後、サウナで一気に血流を開放して栄養と老廃物を循環させる。その後、ジェットバスで筋肉をほぐせば身体の疲労物質はどこかへ飛んで行ってくれる・・・ような気がする。

風呂から上がると既に夕方になっていました。

夕飯は静岡おでん浜松餃子を食べておこうと決めていましたが、孤高のグルメのようにすんなりとは店は見つかりません。

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歩き回ってようやく見つけた居酒屋で静岡おでんと初対面できました。

想像以上に黒くてびっくりしましたが食べてみると濃くも辛くもなく、あっさりマイルドで大変おいしゅうございました。 

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ギョーザは…浜松餃子ではなく普通の餃子でした。キャベツシャキシャキの本場ものを食べてみたかったのですが残念です。静岡に行けばどこでも食べられると思っていましたが違うみたいですね。

 

宿に帰り、テレビを見ながらベッドに横たわるも、なかなか寝付けません。

私は幼い頃からイベントの前夜には、あれこれ考えて眠れなくなるメンタル弱男です。いつもなら寝酒に頼るところですが明日は肝心なレース。これ以上飲んで差し障りが出たら本末転倒なので、キプチョゲのフォーム動画を眺めて眠ることにしました。私は何故かこの動画を見ていると眠くなります。きっと難しい本を読むのと一緒の作用が働くのでしょう。

www.youtube.com

 

5時にアラームで目が覚めました。4時間程眠れた気がします。

ホットコーヒーとサンドイッチが食べたかったけど、無難に昨夜コンビニで買ったおにぎり2個を炭酸水で流し込みました。

6時に宿を後にして藤枝駅から乗った電車はランナーだらけ。静岡駅に着いてからも駿府城公園までの歩道はランナーで埋め尽くされて渋滞が出来ていました。

 

会場に着いてマラソンブロガーのシューズ円陣に参加させて頂きました。

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やりたかったんですよねぇ、これ。

上着を脱いだ皆さんのゼッケンの頭文字を見てビックリ!

え、S スーパーマン級のS

え、エース級のA

f:id:n-fumiyuki:20171021105603p:plain 皆さん、D以上…Eを通り越してFランクなんて私だけ f:id:n-fumiyuki:20171216090855g:plain

隣にみえたDゼッケンのナコ&ラマさんに、

 私:「サブ4でCゼッケンくらいなんですかね?」

 ナコ&ラマさん:「私も…一応サブ4です… 」 ひぇーごめんなさーいf:id:n-fumiyuki:20181227222940p:plain

あれ?サブ4ってこんなにゴロゴロいる世界だったの!?上位25%しか得られない市民ランナー憧れの勲章って聞いてたんですけどー (;^_^A 

しかも皆、なんて爽やかなんだ…まるで30年前のコカコーラのCMに出てくる人達じゃないか…

これは、場違いな所に参加してしまった・・あー恥ずかしいf:id:n-fumiyuki:20181227222940p:plain

はてブロの皆さま、こんな私を円陣に入れて頂きありがとうございましたm(_ _)m

 

そうこうしているうちに、荷物の預け時間まで残り10分となって焦る私。Fブロックは荷物の預け場所も整列位置も遠いのです。

慌てて荷物を預け、給水をして整列しました。

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スタートまであと30分…スタート位置は遥か彼方。

皆、黙々とその時を待ちます。

待ちます・・

ひたすら待ちます・・

やばい、トイレに行きたくなってきた・・

 

続きます。

 

フル再々挑戦

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静岡マラソンまであと2日

天気は大丈夫そうですが安心はできません。

・初挑戦の松本マラソン ⇐ 台風で大会中止

・再挑戦の木曽三川ラソン ⇐ 雨・風・寒

の私が出場しますから。

 

明日の朝にはその "旅ラン" に出発する予定ですので支度を整えております。

ラソンブロガーお約束?のスタイル告知を私もついやってみたくなりパシャリ。

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「旅ラン」は今後の私のささやかな生き甲斐にできたらと思っています。

年に2回程、好きな鉄道にゆられ、旅先のマラソン大会に出場し、その土地のおいしいものを食べ、故事・史跡を訪ね、おいしいお酒を飲み、風呂♨に入る。

なんと孤高且つ生気に溢れた有意義な旅なのでしょう。

 

今回のフルマラソンの目標はズバリ、「歩かずに完走」です。

私はまだ周囲にフルを完したとは公表できていません。

たまに参加するマラソン練習会やスポーツ整骨院に行った時に交わされる挨拶代わりの会話の多くは、

「どの大会にエントリーした?」

「PBはどのくらい?」

なんですよね。

私に聞くなオーラを出していても、質問される事がしばしば。

け、健康の為に走ってますんでf:id:n-fumiyuki:20181024202923p:plain フルとかはまだ全然ですね…( ̄▽ ̄;)アハハ…」 相手も事情を察して苦笑い・・

 

ハーフまでなら自分なりに納得のいく走りができるようになったと思えるんですが、フルには全く自信を持てずにいます。

正直、先月の木曽三川ラソンのトラウマが強く、途中から歩き出してしまうイメージがあるんですよね。

心拍数を抑えてキロ6:20くらいでなら走り切れる気もするのですが、噂によると給食ってのはあまり遅いと残っていない事があるらしい。

今回の楽しみのひとつでもある初給食が食べられないのは困ります。

なんせ一万人以上の大規模レースで、実績のない私はもちろん最後尾ブロックのFスタート。

目当ての静岡おでんf:id:n-fumiyuki:20190222164011j:plainと f:id:n-fumiyuki:20190222164043p:plainは、私の分まで用意して頂いているのでしょうか…

速い人ほど特権のあるマラソンって老若男女関係なく”タイム” が絶対のタテ社会ですね。

この大会で最後尾ブロックから出世できるように頑張らなくては。

最大酸素摂取量(VO2Max)

ガーミンのパフォーマンスという項目にVO2Maxなる値があります。

普段はまず見る事のない項目ですが、今日何となく開いてみたら、

かなり高い」って文字が。

 

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f:id:n-fumiyuki:20190216110055j:plain  途端に顔がほころぶ私


え、なになに? どうゆうこと?

上位15%って何?  (๑¯﹀¯๑)ニンマリ

そもそもVO2Maxって何?

途端、煽てられた気になって喰いつきました。

 

調べてみると、VO2Maxとはヒトが有酸素運動のできる限界の酸素摂取量(最大酸素摂取量)を単に英語で省略した文言らしい。

ヒトは主に酸素を使って作り出される有酸素性エネルギー(1)で生きていて、酸素を使わずにエネルギーを作られる無酸素性エネルギーは平常時ほとんど使っていません。※1)ヒトは体内のミトコンドリアという細胞小器官で、糖質や脂質を酸素を使って分解しエネルギーを得ている

酸素摂取量は運動後徐々に上がり、運動の強度を120%上げると酸素摂取量も比例して120%に上がりますが、酸素摂取量はどこまでも上がっていくわけではなくヒトそれぞれに限界があり、この最大で摂取できる酸素の限界を「最大酸素摂取量」と言います。

 

要は、ヒトは有酸素運動ができる限界(最大酸素摂取量)を過ぎると無酸素運動に移行しなけらば ならず、当然パフォーマンスは頭打ちとなり長く続かずに失速してしまうんだそうです。

ちなみに、運動後の「息切れ」のメカニズムは無酸素運動で摂取できなかった酸素を後から取り込む必要があるから起こるんですって。なるほど~

 

てことは当然、最大酸素摂取量が高ければ高い人ほどマラソンのタイムは速くなる・・・

 

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いやぁ、これは嬉しい。

ウソかホントか最大酸素摂取量(VO2Max)の値とマラソンタイムの目安では、

・サブ4 : 46mL

・サブ3 : 62mL

・2時間40分 : 70mL

となっているので、わたしは既に「サブ4」の身体を持っていることになるじゃありませんか!

 

過去を振り返ると、ランニングを始めた一年半前の数値が、

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39mL位だったのでしょうか、それが今では上位15%の49mLにまでなりましたよ。

これは、タニタの体組成計の胡散臭い体内年齢で34歳と出たときよりも嬉しい。

モチベーションが途端に f:id:n-fumiyuki:20171218095333p:plainです。

よーし、昨晩走ったけど今日も走っちゃおうかなぁ

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と喜んでいたのですが、

SIBASAKIKUOTA_08さんのブログをみて

sibakouen.com

持久系の選手でも、VO2MAXが高いのにもかかわらず、遅い人がいます。

そういう人の要因として挙げられるのは、大きく2つ

1: 走りの効率が悪い

2: パワーが足りない

です。

説明をすると、

1: 走りの効率が悪い とはどういうことかというと

単純に フォームが悪い! ということです。

ハムストリングスの負荷感を追い求めるあまり、ひざ下走りになっている(オジサンに多い)

・地面を強く蹴る意識をするあまりに、足首で蹴っている(女性に多い)

体幹の固定や軸を意識するあまり、骨盤の回旋や腕振りを止めてしまっている(男女問わず多い)

筋肉が発生した力をうまく地面に伝えられていないんですね。

 

2: パワーが足りない とは、

筋力が足りない(そのままです笑)

仮にうまく地面に伝えられていても筋力が発生する力自体が弱いとスピードの上限が決まってしまいます。

これこそ、持久系を嗜む人が陥るVO2MAXの罠です!

 

納得して素に戻りました…

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TOKYO2020 OFFICIAL T

昨日、スポーツデポ に行ったら、

東京オリンピックパラリンピック公式グッズコーナーがありました。

 

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お・も・て・な・し から 早6年

もう来年なんですね。

 

その特設コーナーの横を通った時に、

Tシャツにプリントされている名前の知らないマスコットキャラ

 f:id:n-fumiyuki:20190206123101j:plainが合いました。

 

そして、 

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どうするアイフル状態に。

 

このキャラ・・なぜか私を惹きつける。

 

そのTシャツの値札を確認してみると、

う…思いのほか高い f:id:n-fumiyuki:20171216090855g:plain

まぁ売上の何%かは協賛金に回るのなら割高も当然か…

 

ふと違う棚をみると、親子ペアで着れる Tシャツまであるじゃありませんか!

娘との五輪キャラペアT…

いかん、想像したら欲しくなってきました。 

(  ̄~ ̄;)ウーン…

 

いや、ダメだ f:id:n-fumiyuki:20181227222940p:plain

今日はシューズを見に来たんだ。

あの撃沈した縁起の悪いシューズの代わりを探しにきたんだった。

ランニングシューズコーナー へ行かなきゃ。

 

でも、あのキャラの瞳が後ろ髪を引っ張ります。

私には彼が、” 日本の五輪を陰ながら応援できるのは、君の人生で最後だよ!” 

と言っているように見えて踵を返しました。

 

結局Tシャツは計3枚も手にしてしまいました。(・_・。)) 

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1枚は最初に目が合った綿100%の普段着用のT

参考:https://tokyo2020shop.jp/products/detail/1792

 

 

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他の2枚は娘とのペアT

参考:https://tokyo2020shop.jp/products/detail/2247

参考:https://tokyo2020shop.jp/products/detail/2230

 

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こちらはアシックス製で吸汗速乾性に優れたポリ素材だからランに良さそう。

よし、決めた。

静岡マラソンはこれで走ろう!

 

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いやー全く予定外の物を買ってしまいました

出費がかさむ静岡への遠征レースは給料日の前日・・

シューズは諦める事とします。

 

ランニング意欲

私は今年50歳になる

若い頃は自分が50になるとは思ってもみなかったな…

 

若者を羨ましく思うのは、

決して若くて力みなぎる肉体を持っているからだけじゃない。

 

彼らには、やり直す時間、”チャンレンジ” できる時間があるから羨ましいのだ。

 

この歳になると臆病者になって何かに挑戦する勇気が出ない。

 

それは、

残りの時間を考えての、いまさら感であったり

身の周りで守るものが大きくなってしまったり

 

私達アラフィフ世代が若者に対抗できるアドバンテージは、

 「我慢強さ」だ。

 

ラソンは「我慢」のスポーツといっていい。

 

50年近く生きていると、どれだけの「我慢」に耐えてきたか、今の若者には想像がつくまい。

ラソン完走人口の最も多い世代は 40代だ。次いで30代そして50代と、若者よりも中高年に活躍の場が与えられている事が、老若男女、体力だけでは計り知れないスポーツである事を証明している。

私は、60代で若き猛者達に引けを取らずに戦っているサブ3ランナーを、大迫選手や設楽選手よりも凄いと思ってしまう。

 

静岡マラソンまであと20日

 

先月のフルでは撃沈して身の程を知ったけれど、

今の私には、まだ何度でもチャレンジできる時間と場所があった事に気付く。

 

なんと有難いことだ。

 

そう思うと、また意欲が湧いてきた。

さっそく今日は仕事帰りにスポーツショップに寄ってシューズを見に行こう。