ゾウの時間 ネズミの時間
ビルドアップ走をしていて思う事があります。
いつも残り1キロにもなると、心拍数は180付近迄達します。
健康の為に始めたランニングですが、
これって本末転倒になっているんじゃなかろうか。
1992年に出版され、話題となった「ゾウの時間 ネズミの時間」を覚えていますか?
この内容が私の脳裏をかすめるのです。
「一生は心臓が15億~20億回鼓動したら終わり」と述べています。
それは、ゾウもネズミもヒトも哺乳類は皆同じ。
ゾウは平均寿命は70年なんだけど鼓動は非常にゆっくり。
ネズミの平均寿命は2~3年なんだけど心臓は1秒間に10回も鼓動している。
この式をヒトに当てはめると実は40年程で15億回に達してしまうのですが、今の平均寿命は医療が発達した恩恵を受けているだけで、下図のように100年前の大正時代は40歳半ばが平均寿命でした。
これが本当なら、
心拍数を高くしている時間が長ければ長いほど寿命を短くしている!?
スポーツの中で、その最たるものはマラソンなんじゃなかろうか。
スポーツ選手の種目別平均寿命を調べた人がいました。
これによれば、陸上の中長距離選手は最も寿命が高くなっています。
なんだ、心拍数は関係ないじゃないか!
しかし、中長距離選手が長寿になっているのは理由がありました。
アスリートは一般の人よりも心拍数が少ない『スポーツ心臓』を持っているんです。成人の平均的な心拍数が60~70回なのに対して、アスリートは40~50回。一流マラソン選手では、30回程度です。
スポーツ心臓によって心拍数は相殺されていた・・
ハードなランニングは、体に有害なのか掘り下げていろいろと調べてみると、中には目を覆いたくなるような研究結果が続々と・・
一定年齢以降の人が長距離走るのは危険
ある一定の年齢以降は、たくさんの距離(1週間に30-40km以上)を速いスピード(時速12km以上)で走ることは、健康を害し、寿命を縮めて、心筋梗塞のリスクを高め、運動不足に陥っている人に起こるのと同じような被害をもたらすようになる。
ハードなランニングは問題
軽いランニングをした人は、しなかった人よりも、19%死亡率が低かったことが確認されたが、ハードなランニングをした人は、この恩恵を受けなかったことが観察された。
呼吸量増加に伴う活性酸素が有害
呼吸量が増えると活性酸素も増える。ハードなランニングは毒性の強い活性酸素がふだんの何倍も体内で発生していることになり、体はそうした状況を想定していないので防御系が追いつかず、老化を一層早めている。
この 他にも ”素人のマラソンは百害あって一利なし” 等散々ないわれよう (汗)
調べなきゃ良かったな・・
私の普段の練習強度なら、大して影響は無いとは思いますが、無理に心拍数を上げる事は控えたほうが無難だと思えてきました。
健康の為のランニングなら、今後はランニングスタイルと練習方法を見直すべきなのかもしれません。
ハードでないランニングなら良い事だらけなんですから。
でも、かれこれ1年以上ランニングを続けていると、欲ってものが出てきてしまいます。
私の目標はもう、フルマラソンの完走だけに留まらず、いつかは "サブ4" って考えていましたから。
密かな憧れは、「趣味はマラソンです」と言える事なんです。
これ、"マラソンです" が結構重要なポイントです。
「趣味はランニングです」と「趣味はマラソンです」じゃ、「東京の大学を卒業しました」と「東京大学を卒業しました」くらい聞き手のニュアンス違いますから。あくまで私の主観ですm(__)m
フルマラソンを完走しただけで趣味というのは、おこがましい。
やはり、上位25%のランナーの勲章である "サブ4" を達成して、初めて堂々と「趣味はマラソンです」って世に公表できるんじゃないでしょうか。早く「趣味は晩酌です」から脱却したい・・
その勲章を得る為には、やはり心肺に負荷を掛ける練習は欠かせない?
小出監督は、毎日走っていても刺激を与える練習をしなきゃ完走すら難しいって言ってたな・・さすがに毎日走れる脚力と気力があれば完走は出来るような気がしますが ^^;
何かを得る為には何かを犠牲にする のが世の掟ですが、そんな事を怖がっていたら、逆に人生をつまらなくしてしまうのかもしれませんね。
世の中には、自らお金を出して、不健康な体にしている方もいらっしゃるし・・
今回のブログは以下のサイトを参考とさせて頂きました m(_ _)m
「スポーツすると早死する」説は本当か徹底検証してみた | Smart FLASH[光文社週刊誌]スマフラ/スマートフラッシュ
【衝撃ニュース】ランニングは体に有害 寿命を縮めるという研究結果が! - NAVER まとめ
ランニングは体に良い/悪い論争の結論、やっぱり走って損はない? | ビジネスジャーナル
運動は体に良いはウソ?「短命のスポーツ選手」と「長寿の住職」 - NAVER まとめ