裸足感覚シューズの効果
裸足感覚で走る事ができるベアフットランニングシューズを手に入れて、30km程走りました。
履いてみたところ確かにソールが薄くてとても軽く裸足に近い感覚です。
初めて外で走った時の感想は、とにかく着地する度に、かかとへの衝撃が骨を伝わって股関節に響いて痛かったです。
走り終わった後の筋肉痛はとても酷く、中5日は空けないと回復しませんでした。
今までは初心者用のシューズだったので衝撃を厚いクッションで吸収してくれていたのでしょうが、クッションがないとこれほどまでに身体への負担がある事に驚きました。
あと、路面のちょっとした起伏や傾斜も足裏からビンビン伝わってきて、小石なんか踏むと結構な痛さです。だから路面はとても注意深く見て走るようになります。
23km程走った後の靴底の状態です(かかとが手前)
かかと部分のアップ
右足側のかかとはソール奥の素材が見えるほど擦り減っています。
中央からつま先にかけて
ほとんど擦り減っていません・・・
走っている時のかかとへの衝撃と靴底の摩耗を見て、自分の中で結論が出ました。
ズバリ、私の走りは間違っています。
右脚付根がずっと痛いのも、走り方が原因だったんですね。かかとから着地をしている為に右股関節が悲鳴を上げていたんです。
実は私は密かにミッドフット着地走法になっていると思っていたので、かかとが擦り減っているのを見た時はちょっとショックでした。いつも、かかとから着地しないように、着地手前で足の甲を下に折るように意識していたんですが、実際は全くできていなかったんですね・・
このシューズを買って良かったと思います。
昨夜、7km程走ったのですが、足に衝撃が受けない走り方をしようと無意識に身体が自分をいたわる動きをするのです。自然と歩幅は小さくなり着地はそっとおろす感じの走りになります。ひょっとしてこれが "人間本来の走り" でケガに苦しまない「マラソンの理にかなった走り」なのでしょうか・・
このシューズは、自分の間違った走りを気付かせてくれました。
そしてこのシューズは、私の間違った走りを矯正してくれる。・・と思う
しばらくはこのシューズで練習を続けていこうと思います。でも耐久性なさそう・・